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医師としての目指すところ

医師の人生の送り方

医師としてのキャリア形成

医師としての人生の送り方には、色々な種類があります。研究者として他の人にはまねのできない功績を医学の歴史に残すというキャリアを目指す人もいれば、地域医療に全てを捧げて手の届く範囲の全ての人に必要な医療を提供するという生き方もあります。これらは医師としての目指すところの違いであり、そこに優劣は決してありません。しかしながら、自分の目指すキャリア形成のために多くの問題が発生するということが珍しいことではありません。学閥や縄張りの様なものがあり、自分の思う様な医療の現場を構築するためにはその様な社会の仕組みが障害になるということもあるでしょう。この様な問題は研究者としてのキャリアを積む場合に非常に顕著な問題になることが多く、多くの人を悩ませている問題であると言えます。しかしながら、医療の現場からの需要は非常に強い職業であるため、どのような形であれ必要とされる場面は必ずあると言える現状があります。

キャリアを積むと死に慣れるのか

医師になると避けて通れないのが、患者さんの死亡です。よく、長年医者をやっていたら、人の死に対して慣れてしまうのではないのかと尋ねられますが、決してそのようなことはありません。人が亡くなっても平気な医者なんて絶対にいませんし、いて欲しくありません。命を助けることができなかった時は悔しく悲しく、やりきれない想いです。どれだけ医師としてキャリアを積んでも、人の死に慣れることなど、ありません。ただ、医療は万全ではありません。残念ながら必ず治せる訳ではなく、死が避けられない病気も沢山あります。キャリアを積むと、亡くなられたことを悲しむだけではなく、良い亡くなり方をされたかどうかが、気になります。近年は、尊厳死と言う概念も出てきました。必ずしも死を忌み嫌うものや悲しいものでは、なくなってきています。その人らしく亡くなることができたか、といったことにも、目を向けるようになってきます。その人らしく亡くなられた時や、会いたいと懇願されていた人に最期に会ってから亡くなられた時は、ホッとします。しかし、それは決して、キャリアを積んで死に慣れてしまった、と言った類のものではありません。

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